ツール・ド・東北

初めまして!Team浪漫 東大側渉外副部門長兼広報副部門長の石井です。

私たちTeam浪漫は先日7月13日から14日にかけて、コルトモータースポーツクラブ青森(CMSC青森)主催の2019年JMRC東北ラリーシリーズ TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge 2019 Cup in 弘前 ツール・ド・東北の主催お手伝いをさせていただきました。

ツールド東北は青森県弘前市百沢岩木山周辺で行われるラリーで、地区戦とTGRRC弘前の二つのレースに分かれています。

今回はTeam浪漫メンバー総勢13名と吉野先生、今回の審査委員長を務める草加先生の計15名でお手伝いをさせていただきました。

12日の夜に、皆東京大学に集合して、およそ700kmの道のりを交代で運転しながら、夜通し走って青森に向かいました。ところが、向かう途中に早くも、私が乗ったシエンタではアクシデントが発生してしまいました。高速走行中に後ろのタイヤから異音が聞こえたため、途中で調べたところ、タイヤの内部のワイヤーが切れて、表面に出てきていました。不測の事態に戸惑いましたが、スペアタイヤに取り替えて、なんとか現地までたどり着くことができました。この影響で、当初の予定よりも時間がかかってしまい、シエンタに乗っていたメンバーは12時間ほど車に乗っていて、たどり着くだけでもかなりハードでした。到着後には今回の主催者の方々のご厚意でタイヤも全て交換していただきました。おかげで、無事に帰ることができました。

針金が中から飛び出たタイヤ。危ないですね。

やっとの思いでたどり着いた初日の13日は、翌日の本番に備えた準備を行い、夜からは前夜祭にも参加しました。本番に向けた準備では、会場の設営をしたり、翌日の本番に向けて担当箇所の責任者の方を紹介してもらったり、仕事の段取りを確認したりしました。また、ラリーに出場する方向けの安全講習にも皆で参加して、JAFの方から車での事故の際の、救命活動について学ぶ貴重な体験ができました。初めての体験でしたが、なかなか車に乗っている人を安全な体勢で外に出すのは大変でした。前夜祭ではラリーの参加者や主催者の方々に向けて、我々Team浪漫の活動について、プレゼンをする機会を設けていただき、副リーダーの大岸がプレゼンテーションを行いました。前夜祭に参加していただいた方々に、我々の活動を知ってもらうことができ、また暖かいご支援もいただきました。この度、このような機会を設けてくださった鶴ケ谷さんをはじめとするCMSC青森の方々、そしてプレゼンテーションを聞いてご支援いただいた方々、誠にありがとうございました。

前夜祭でのバーベキューで焼かれてた取れたてのホタテです。大変おいしかったです。

次の日14日は本番でした。Team浪漫のメンバーはそれぞれ配属された別の場所を担当しました。私の担当はSS1とSS4のFF(フライングフィニッシュ)でした。仕事の内容としては、通過した車のタイムを光電管とストップウォッチで計測して、ストップの担当の方に無線で報告すると同時に、記録用紙に記入する作業でした。私は記録用紙への記入作業が主で、特にトラブルなく終わりました。私の担当場所の責任者の方の話によると、昨年出場車がガードレールに衝突して救助された場所のすぐそばだったようで、実際に同じ場所に軽く衝突する車も見られたり、細く、きついカーブを砂埃をあげながら、全速力で走っていく姿をたくさん目の当たりにすることができて、ラリーの様子を間近に体感することができました。私自身初めてラリーを見ましたが、ドライバーの腕のすごさをたくさん見られたのは本当に貴重な体験だったと思います。

レースが終わり、片付けも終えると、鶴ケ谷さんの御宅で打ち上げが行われました。前日の前夜祭でもたくさんご馳走していただきましたが、この日もたくさんご馳走していただきました。青森のりんごジュースをはじめとした、たくさんのお土産もいただきました。また、本番の反省として、Team浪漫参加メンバー全員、感想をCMSC青森の方々にお話しさせていただき、たくさんの貴重なお話を関係者の皆さんから聞かせていただきました。本当に楽しい打ち上げでした。

次の日15日は東京へ帰る日だったのですが、今度はパレットのベルトが酷く鳴いていたため、再び鶴ケ谷さんの御宅にお邪魔させていただき、関係者の方にたくさん手助けをしてもらい、ベルトの鳴きはおさまりました。おかげで無事に帰ることができました。

ツール・ド・東北の関係者の方々にはラリーについて、たくさんのことを学ばせていただき、貴重な経験もたくさんさせていただきました。美味しい料理やお土産もたくさんいただき、宿舎も用意していただきました。また、パレットとシエンタどちらも帰ることができたのは関係者の方々のご支援のおかげです。改めて、最後に感謝の言葉を述べたいです。今回お世話になった関係者の皆さん、本当にありがとうございました。