着付け実習

こんにちは!Team浪漫・東大側リーダーの上野です。


2回目の今回は車の話から少し離れ、先日行った浴衣の着付け練習についてお伝えします。

なぜ浴衣の話をするのかと申しますと、僕たちは単に車の整備やラリーの出場にとどまらず、海外ラリーへの出場を通し、多様な人々との文化交流を目標としているからです。外国の方と文化的な交流をするにあたり、自分たちの文化を知ることは必要不可欠です。その一環として、浴衣、振袖、袴などの和服の着こなしについて、皆で勉強しています。
今回は7/1,8に着付けの先生をお招きし、各自浴衣を持ち寄って、浴衣を着る練習をしたときの様子についてお伝えします。

練習が始まるやいなや、「まずはとりあえず着てみましょう」と先生に言われました。今まで通りの自己流で着ようとする僕たちに、先生からは次々に指摘が入ります。「衿の先を合わせて背縫いが背中の中心にぴったり来るようにしなさい」、「せっかく整えたのを崩さないようにここを手で押さえなさい」、先生の指摘のたびに修正してやり直していきます。何度も何度も指摘されてはやり直し、ようやく正しい着方で着終えた僕たちの浴衣姿は皆ぴしっと引き締まり、互いに「いいね」「似合うね」などと自然に声をかけあっていました。正しい着方で着ると、着方や着こなしが美しく見えるだけでなく、浴衣を着やすくなることを実感しました。

浴衣を着た後は脱ぎ方、たたみ方を教わりました。まずは浴衣の各部分の名称、縫い目の位置や浴衣の構造について学び、その後、実際に自分が着た浴衣を脱いで、きれいな長方形にたたみました。そして、帯や腰紐をたたんで一通りの練習は終わりです。

練習の中、先生の手際の良さには一同驚愕。先生に着せてもらうのと、自分で着るのとではまだまだ見栄えに大きな差がありましたし、先生がたたむのと僕たちがたたむのとでも全く見栄えが違いました。特に腰紐のたたみ方には目を見張るものがありました。僕たちはきれいな五角形にならなかったり、途中で崩れたりと苦労する中、先生は慣れた手つきで淡々と、まるで魔法のように腰紐をたたんでいました。腰紐の扱いという細かいところでしたが、こういうところから、僕たちも先生のように、日本文化を文字通り「体得」していかなければならないと思いました。

今回は浴衣の着方について勉強しましたが、今度は袴の着方について勉強していく予定です。ラリーの傍ら、和服が着こなせる男を目指して、これからも精進していきたいと思っています。まずはこの夏、先生から教わったことを活かして、きちっと浴衣を着こなしたいです。